『蛮の威』補足のページ。

 まず、背景の説明を。『パッフェルベルの鐘(略称:ぱがね)』というWEBゲームがあります。
 そして、ラドーラとゴンドアの蛮族夫妻は、元々、そのゲームに参加しているプレイヤーキャラクターです。
 なので、私が創作したキャラクターではないのです。性格や来歴、武装等の設定も、基本的に、ご本人方がサイトや掲示板、SNSで出された内容に準じる形で作ってあります。まあ、一部、勝手に脚色した部分もありますが(笑)。
 なかなか面白い掛け合いをされる人たちで、それを見ていて、ふとストーリーが浮かんできたので、PCを使用する許可を得て、ささっと書いたものです。調子が良かったのか、短編ということもあり、二三日で書きあがった記憶があります。
 なかなか気に入っています。いつもこうだと良いんですけどねえ(笑)。


ラドーラ・バルバオーザ  人間/女性/肉体派武術士型
 短編『蛮の威』の主役。本編現在で18歳。
 ミュージシア大陸の遥か南の海上に浮かぶバルバロス諸島から、国費留学生としてパッフェルベル錬金術学院に派遣された夫、ゴンドア・バルバオーザを追いかけて来た奥さん。
 褐色の肌に宵闇の色の瞳。身の丈175センチメートルは、バルバリアン族にしては小柄であるそうで、宵明けの空を映したような色合いの髪を、花飾りで彩り、四つの小さなおさげに結んでいる。
 バルバリアンの16ある支族の一つバルバオーザ族の族長の末娘で、秀でた戦士。
 
ゴンドア・バルバオーザ  人間/男性/肉体派武術士型
 ラドーラの夫。本編現在で23歳。
 筋肉質の褐色の体に、赤銅色の髪をした陽気な大男。一族を束ねるバルバロス大王の勅命により、錬金術をはじめとする大陸の先進文化を学ぶために、パッフェルベルに留学して来た蛮族のシャーマン。
 表面的には女好きのおどけた遊び人にしか見えないが、豊かな大陸諸国と、サハギン族との戦争以来、国力を減らし続ける祖国の違いように憂い、錬金術が改革の助けとなるのではないかと考えるなど、本質的には思慮深い好青年。

蛮威大首絵「ラドーラ」蛮威大首絵「ゴンドア」
左:ラドーラ 右:ゴンドア
画:戸田陽近

 
〈覇鐘火剣バルバベルオルガ〉
 財宝(9)/99/12/8/無/乗り物(船)系。
 蛮域群島諸族直系に受け継がれるバルガレオン級鐘剣。
 バロックガレード鐘振大音叉の一撃が海洋を斬断する。
 
※ゲームデータ的には、武器ではなく、船として表現されている。
 曰く「鐘剣はただの斬打武器ではないんだ。数又に分かれた剣先は音叉共鳴により圧縮呪文を擬似詠唱し、周囲のマナを根こそぎ収錬、一刀とともに解き放ち、必殺の一撃を放つ事が出来るんだって!」とのこと。

本編のページ  遊戯室へ戻る
 Copyrights (C) 古井堂主人 淡海いさな(Isana of Ohomi ; The owner of Koseidou.) All Rights Reserved.